学校生活には行事がつきもの。そしてかなりの確率で行われるのがコーラスコンクール(合唱祭)。
コーラスにはたいていの場合ピアノ伴奏があります。小学校では伴奏をしたい子が複数いて、オーディションが開かれたりすることもありますが、中学・高校ではそういうことは少なくなってくる様子。
ピアノを習ってる人がいなくて、昔習ってた人が伴奏者として駆り出されるクラスもあれば、ピアノを弾ける人はいても、伴奏を引き受けてくれる人がいないクラスもあります。
そうです。
ピアノを弾けるからと言って必ず伴奏を引き受けなければいけないわけではないのです。
そうはいっても小学校までのつながりでピアノが上手だと知られていれば、伴奏者として推薦されてしまうこともあるでしょう。あるいは他に弾ける人がいないから、という理由で押しつけられそうになることもあるかもしれません。
では伴奏をやりたくない場合はどうすればいいのでしょうか。
他に弾いてくれる人がいそうならおとなしくしていればいいだけです。誰も立候補しないときは…。
きちんと断りましょう。
小さな子ではないので「やりたくない」という一言で済ませずに「歌いたいから、伴奏は出来ない」と断りましょう。「やりたくない」しか言わないと、そんなつもりはなくてもワガママのように聞こえてしまいます。
さてここからは事前の対策の話です。
クラス替えをした段階で、ピアノを弾ける人が何人いるかはある程度分かりますね。伴奏者を決める時期になる前から、やっておくとよいことが2つあります。
ひとつは「なるべくピアノを弾けると知られないようにすること」です。
伴奏はしたくないけど日頃音楽室のピアノを弾きまくっている…これではみんなも納得できません。どうしても伴奏したくないなら、学校で必要もないのにピアノを弾くのは控えておきましょう。
またピアノを習っている話もしないでおくのがベターです。場合によっては「今は習ってなくて、昔習ってた」という人が伴奏者に選ばれることもあります。「音楽の話はしても、ピアノの話はしない」くらいがベストです。
もうひとつはコーラスや伴奏の話が出た時には「私は歌うのが好き」というアピールをしておくことです。普段からそのようなアピールをしておけば、伴奏を断るときに「歌いたいから伴奏は出来ない」と言ってもみんなが納得しやすくなります。
あの手この手をつくしても本当に他に弾ける人がいなくて頼まれてしまうこともあります。
そうなりそうなことが事前に分かっていれば、先生に相談してみるのも手です。
どうしても弾きたくない場合は、伴奏なしの合唱曲を提案してもらう手があります。また難しい伴奏を練習する時間が取れない場合は、弾けそうな伴奏の曲の中から選んでもらう手もあります。
いずれにせよ事前に話をしておけば、先生も(音楽の先生と相談したりなど)別の手段を探すことが出来るのです。
本当に弾きたくないときは「いやだなぁ」と思っているだけでなく、「自分も伴奏しないけどクラスも困らない」という結果をめざして動いてみましょう。
応援しています!
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