コーラス(や合奏)の伴奏をするためのヒント

学校

この記事では伴奏を弾く際のヒントをお伝えします。

【両手で伴奏するイメージで】

伴奏は「伴(ともな)って奏(かな)でる」と書きます。「ピアノソロではない」ことに注意してください。

ピアノは通常、ソロで弾くことが多い楽器です。その場合は、ひとりで歌(メロディ)と伴奏をこなします。

でもコーラスでは、歌は人間が担当するので、ピアノは伴奏を担当します。「両手で伴奏」です。連弾をイメージすると少し分かりやすくなるでしょうか。

伴奏だからといって全体的に控えめに弱々しく弾くわけではありません。ソプラノやアルト、そして男声と伴奏が一体となってひとつの音楽を作り上げるのですから、聞こえなくなっては意味がありません。

ただし前奏や間奏、そしてラストなどはピアノが主役になる楽譜もたくさんあります。そこはピアノソロを奏でて良いところです。しっかり聴かせましょう。

【練習の順序】

自分で練習をするときは、まずは通してきちんと弾けるようにします。

その次は、間違えても絶対に止まらずに弾く練習をしましょう。仮に間違えても「こういう伴奏です!」というような顔で、落ち着いて弾き続けます。

もし止まってしまっても、絶対に弾き直してはいけません。歌は指揮に合わせて進みますから、途中から合わせて入るようにします。

そのためには普段から、歌いながら弾いておくといいでしょう。声に出して歌えればベストですが、難しければ頭の中だけでもいいので、歌いながら何度も弾いておきましょう。

ここまでは必ずやっておきましょう。

【さらに上手な伴奏へ】

ここから先は余裕があればやってください。指揮者を見ながら弾く練習です。

ソプラノもアルトも男声も、指揮者に合わせて歌いますね。伴奏も指揮者に合わせて弾かないと、歌とズレてしまう可能性もあります。

最初から最後まで同じテンポを保って歌う曲ではズレる可能性は少ないです。しかし途中でテンポが変わるような曲や、途中でタメを作って一呼吸おくような歌い方をする場合は、必ず指揮者を見て合わせます。

(あまりないと思いますが)もし指揮者が見えないような配置になってしまっている場合は、事前に指揮者とどのくらいのタイミングで進行するのかをしっかり打ち合わせて練習しておきましょう。

【まとめ】

伴奏はソロではありません。呼吸を合わせることを大事に。そのためには一緒に歌いながら弾けるとベストです。

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