中学受験や高校受験、そして大学受験など、勉強のためにピアノを習うのをやめるように親に言われた。でも自分はやめたくない・・・そんな風に思っている人もいますね。
答えは簡単。
受験が終わったらまた習いに行けばいいのです。
ここでは受験などでピアノをやめるよう親から言われたらどうすればいいのかを書いていきます。
【ずっとやめない】
このケースは一般的にとても少ないです。
ピアノの先生も受験生はやめるか休むかするもの、と思っているところがあります。
どこの親も受験勉強の時間が減ることをとても心配します。
もちろん受験が人生のすべてではありません。しかしピアノも人生のすべてではないのです。一時的に休んで、受験が終わったら再開すればいいじゃないか、というのはもっともな意見です。
その一方で、ピアノをやめたら必ず第一志望の学校に合格するという保証があるわけでもありません。
あたりまえですが合格できるだけの勉強をしたかどうかです。
あなたは日頃からコツコツ勉強していますか?あるいは「これからやるぞ」と決めたことをやりとげられますか?
覚悟を決めて保護者の方と話し合ってみてください。
【直前だけ休む】
どうしてもピアノをやめたくない子と、やめて欲しい保護者との、妥協点としては「直前だけ休む」手段があります。
受験日が2月なら、年末までレッスンを続けて1~2月はお休みにし、3月から再開するなどです。
受験の年は、塾の冬期講習も通常より日程や時間数が増えることが多いので、冬休みからレッスンを休むことにする、などもアリでしょう。
【受験学年だけ休む】
受験の年の一年間、まるまるレッスンを休むというものです。保護者の方はだいたい、この方法を提案することが多いようです。
受験の年は塾の日程や時間数が増えたり、宿題も増えたりなどすることが多いので、練習時間の確保がどんどん難しくなります。
また内申点が合否に影響する場合、学校のテストをより頑張らねばならないということもあります。
自分の「時間の使い方」をよく見直してみて、無理のない選択をするのもいいでしょう。
また部活の引退と同時に(受験態勢を本格的にスタートさせる意味で)、ピアノもお休みするという考え方もあります。
【休むのではなく、やめてみる】
これまで「ピアノを休む」前提で書いてきました。しかし選択肢としては、もちろん「ピアノをやめる」というものもあります。
どちらもアリです。
「休む」場合は、受験の後で3月あるいは4月から再開する前提ですね。
受験が終わったら、報告がてら先生に連絡をとりましょう。先生も進路決定を喜んでくださるはずです。そしてさっそくレッスンを再開することになるでしょう。
でも、もしやめたくなったら…。
その時は静かにフェードアウトすることもできます。そういう子は毎年何人かいるので、先生も(さみしいとは思いますが)驚きはしません。
もちろん改めて先生に連絡をとって、きちんとご挨拶をしてからやめるのもアリです。
「やめる」場合は、そのままやめてももちろんかまいません。
しかし受験が終わった後に気が変わった場合、再開することができます。
以前教わっていた先生に連絡をとって「もう一度弾きたくなりました。よろしくお願いします」と言えばいいのです。
もし相性の合わない先生だと感じていた場合は、先生を変えるチャンスです。よその先生の体験レッスンに参加してみましょう。
【まとめ】
一度やめても、受験が終わった後に再開すればよい。
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